福岡市で税理士・会計事務所をお探しなら、開業・起業支援、相続税申告を得意とする、あんしん税理士法人までどうぞ。
税理士をどうやって選べばよいかについて私の意見をまとめました。
同時に、私の税理士という仕事にたいするこだわりでもあります。
税理士事務所の仕事は、基本的にすでに済んでしまったことの後処理の仕事が中心になります。
大学を卒業してすぐに税理士業界に入った場合、税理士事務所に仕事が来るまでの間に、お客様がどのように売上を上げ、従業員の給与を支払い、資金を回収しながら苦労して商売をしているかということについて、頭ではわかっても実際に経験していないのですから実感としてわかるのは難しいでしょう。
その結果、相談に来ているお客様に対して、上から目線で教えてあげているというような姿勢の税理士がいるのも事実です。
現在では、一般の事業会社で勤務したあとに税理士になったという人も増えています。あえて税理士業界しか経験していない税理士に依頼する必要はありません。
税理士が雇用しているスタッフに日常業務をすべてまかし、自分はお客様へ年1回も訪問しない場合があります。
税理士は、税務に関する専門家として国が認めた唯一の資格です。
もし、医療に関する国家資格である医師免許を有する医師が、自分で患者を診察せずに、看護師やその他のスタッフに患者を診させていたらどうでしょうか。
税理士を選ぶ場合は、所長である税理士もしくは同等の知識資格を有するスタッフが訪問するかどうか確認したほうが良いでしょう。
税理士は、お客様から会計税務の相談にとどまらず様々な相談を受けます。
そのため税理士業務だけでなく普段から幅広い分野について勉強しているのが当然必要です。
しかし、税理士は年間36時間の研修を受けることが義務づけられていますが、それすらも満たしていない税理士も数多くいます。
税制は毎年改正され年々複雑さを増しています。過去の知識でお客様の業務に当たり、知らず知らずのうちにお客様に損害を与えてしまっているかもしれません。
また、知識の更新のためには最低限の読書量というのも必要でしょう。最低でも年間60冊以上の本を読んでいるかは確認した方が良いでしょう。
今や会社の業務においてパソコンを含めたIT機器は業務の効率化にとって不可欠の要素です。
当然、税理士業務においでも電子申告に代表されるようにIT化が進んでいます。
当事務所でもペーパーレス化やクラウド等を活用し、お客様とは直接関係のない所内業務の効率化を進めています。
ITに詳しい税理士でしたら、パソコンの簡単なトラブルへの対処方法やエクセル等のソフトの効率的な利用方法についてもアドバイスを受けることができます。
また、最近ではMacをお使いの方も増えてきていますが、当社ではMac対応の会計ソフトを無償で提供し帳簿作成を簡単にできるようにお手伝いしています。
税理士事務所の中には、仕事にかかる料金を明確にせず「お客様の事情を伺って」と称しながら、実際にはお客様の利益や財産の状況によって顧問料を決めているところがあります。
中には、仕事をした後に一方的に請求をしてくる場合もあると聞きます。
昔、住宅の建築で、坪40万円でやりますよといいながら内容を明確にせずに、工事中に追加料金を請求してトラブルを起していた悪徳住宅会社を思い出します。
確かに、お客様の状況によって顧問料が異なる面はありますが、最低限一般的な料金があらかじめ明確にするべきでしょう。